今年は、8月23日に処暑がやってきます。
旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、 処暑は、夏の暑さがそろそろ終わる時期と考えられるため、そのように呼ばれています。
この季節は、朝晩に多少の涼しい風が感じられるようになる季節である一方、のどや肺が乾燥しやすく、残暑の疲れの影響も相まって、咳が出やすくなる季節でもあります。
このような季節では、中医学的には清熱潤燥・滋陰補肺という対応方法が望ましいとされています。疲労対策はもちろん、乾燥対策を充実させるようにしたいところです。
そこで、お薦めの食材としては、ブドウに加えてすだち、梨などがあります。また、この季節、感染防止のための板藍根を用いた板藍根茶に、トッピングで滋陰効果のある枸杞の実を加えるのも良いでしょう。

なお、当薬局では、左記のように単品生薬や生薬末の提供も最近開始したのですが、上記のお茶に似せたドリンク(医薬品)をご自宅等で作って頂けるよう、4種の生薬(板藍根、枸杞子、甘草末、生姜末)セットの提供を開始しました。興味がある方は、下記のメールでその旨をお伝え頂ければ幸いです。
また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。
当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。
ぜひ、ご利用ください。
(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)
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