今年は、7月7日に 小暑がやってきます。
 
旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、 小暑は、これから本格的な暑さが始まるものの、今はまだ本調子でなくこれからさらに激しくなることからそのように呼ばれています。
この季節は、そろそろ梅雨の終わりが見えてきた季節であり、今まで蓄積してきた多湿が湿熱と化してメンタルにも影響を及ぼしがちな季節でもあります。
 
このような季節では、中医学的には益気清熱養心という対応方法が望ましいとされています。すなわち、気も沈みがちになるこの季節、気を補って上昇させるという対応方法が、より有効性を高めた季節となってきました。
そこで、お薦めの食材としては、すいか、ゴーヤそしてとろろなどがあります。とろろを用いたとろろ汁は、①消化も良く②気を補うのに最適であり③作る手間もそれほどかからず④ゆでたそうめんを入れるとそのまま主食になる、といった理由で、この時期は特にお薦めです。なお、この季節、中国では菊花茶が良く飲まれています。
 
本記事が、季節に応じた養生のために、皆様の参考になれば幸いです。
また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。
当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。
ぜひ、ご利用ください。
 
(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)
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