今年は、9月8日に白露がやってきます。
旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、 白露は、夜の気温が下がった結果、草に朝露が見え始めるため、そのように呼ばれています。
この季節は、日中は暑さが残っている季節である一方、夜間は大気が冷え込み始めるために冷えが出やすくなり、それが続くと胃腸の不調、肩こりなどが生じやすくなる季節でもあります。
このような季節では、中医学的には滋陰清熱補肺という対応方法が望ましいとされています。1つ前の処暑の時と同じく、乾燥対策を充実させるようにしたいところです。
そこで、お薦めの食材としては、ブドウ、梨に加え、腎を鍛える栗などがあります。また、この季節、感染症や肩こりなどが発生しやすい季節であることを考慮し、葛湯がお薦めです。
なお、当薬局では、冷えなどにお困りの方に、葛湯に加えると飲みやすくなり体にも優しい単品生薬(ケイヒ末やショウキョウ末といった生薬末で医薬品として薬効成分が担保されていますが、それぞれシナモン末やジンジャー末に類似しています)の提供を開始しました。
興味がある方は、下記のメールでその旨をお伝え頂ければ幸いです。
こちらは気軽に漢方が味わえるとのことで、ご好評を頂いております。
あくまで医薬品に相当しますが、該当される方はぜひご利用ください。
詳細は、以下のパンフレットを参照ください。
また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。
当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。
ぜひ、ご利用ください。
(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)
お問合せは kampo@sinyakudo.comにお願いいたします。