今年は、8月8日に 立秋がやってきました。
 
旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、 立秋は、春夏秋冬のうちの秋の始まりであるため、そのように呼ばれています。
 
旧暦の秋は、空気が乾燥しやすい季節で、夏の暑さが残っている初秋は「温燥」、冬の寒さが近づいてくる晩秋には「涼燥」となります。五臓のうち、肺が盛んとなる季節ですので、特に肺の乾燥に注意する必要があります。
 
そこで、旧暦の秋の前半と後半で、お薦めの食材・料理としては、以下のものがあります。
 
 

【初秋の提案】 温燥を和らげる料理、デザート、お茶:

料理:

雑炊(おかゆ):玄米を使用し、滋陰潤肺効果を高めます。

ショウガ焼き:ショウガの温燥を和らげる効果があります。

白身魚の蒸し物:滋陰作用のある魚を使い、肺の乾燥を防ぎます。

デザート: 蓮の実スープ:蓮の実は滋陰作用があり、暑さを鎮めます。

核桃蜜飴:核桃と蜂蜜を組み合わせて、滋陰潤肺を促します。

お茶: モモ葉茶:モモの葉は肺を潤し、咳を和らげる効果があります。

オレンジピール茶:オレンジの皮には湿気を排除する効果があります。

 

【晩秋の提案】 涼燥を和らげる料理、デザート、お茶:

料理:

白菜と豚肉の煮込み:白菜の滋陰作用と豚肉の温肺作用が組み合わさります。

栗ご飯:栗は温肺滋陰作用があり、体を温めつつ潤します。

しいたけの炊き込みご飯:しいたけは肺を潤し、免疫力をサポートします。

デザート: 蜜芋タルト:芋の滋陰作用と蜂蜜の潤い効果があります。

杏仁豆腐:杏仁は肺に良いとされ、滋陰作用があります。

お茶: 枸杞茶:枸杞は温肺滋陰作用があり、目の健康もサポートします。

甘茶:温かい甘茶はのどの渇きを癒し、涼燥を和らげます。

なお、当薬局の店舗と通販では、枸杞の実そのものを、第2類医薬品として提供しています。特に目の潤いが足りなく(ドライアイで)お困りの方には、摂取しやすくお薦めです!ご興味がある方は、電話かメールにてご連絡頂ければ幸いです。
 
本記事が、季節に応じた養生のために、皆様の参考になれば幸いです。
また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。
当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。
ぜひ、ご利用ください。
 
(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)
(参考AI:ChatGPT-3.5)
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