今年は、2月4日に立春がやってきます。
旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、立春は、春が始まる時期であるため、そのように呼ばれています。
 この季節は、陽気を育てて成長させるために、肝の疏泄作用(気や血の流れをスムーズにすること)を盛んに発揮させる必要がある季節であるのと同時に、そのために過剰な興奮状態を引き起こしがちな季節でもあります。また、肝の抑制に限らず、肝から波及する脾胃の不調を防ぐことも重要となります。
 そこで、このような季節では、中医学的には、辛温助陽、補気健脾という対応方法が望ましいとされています。
 そこで、食材としては、いよかん(ポンカン)に加えて、ニラ、ネギや生姜のような辛温の性質をもつものがお薦めとなります。また、フキノトウもお薦めです。
 本記事が、季節に応じた養生のために、皆様の参考になれば幸いです。
また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。
当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。
 ぜひ、ご利用ください。

(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)

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