今年は、11月7日に 立冬がやってきます。

 旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、 立冬は、春夏秋冬のうちの冬の始まりであるため、そのように呼ばれています。旧暦の冬の始まりは、木枯らしが吹き始めるなど、一層寒さが感じられる季節です。中医学的には、五臓のうち腎が盛んとなる季節ですので、特に腎に注意する必要があります。
 また、陽気の阻害で、冷え・痛み・しもやけなどの症状が現れやすくなります。一方、陰分の阻害で、口・のど・皮膚の乾燥も現れやすくなります。その結果、腎陽虚と腎陰虚の双方に注意する必要があり、対処法としては両者をバランスよく補うことが最重要となります。
 そこで、腎陽虚対策と腎陰虚対策で、お薦めの食材・料理としては、それぞれ以下のものがあります。

1. 腎陽虚対策:

  • 料理:
    • 「にら炒め」:にらは腎陽を補う効果があります。卵と一緒に炒めて、温かい料理として召し上がれます。
  • デザート:
    • 「栗と干し果物の蜂蜜煮」:栗と干し果物は腎陽を補強し、蜂蜜は温かさをもたらします。甘くて栄養豊富なデザートです。
  • 飲み物:
    • 「枸杞茶」:枸杞子の葉だけでなく、枸杞子そのものを杞子と枸杞は腎陽を補うハーブです。温かいお茶として楽しむことができます。

2. 腎陰虚対策:

  • 料理:
    • 「竹の子の煮物」:竹の子は腎陰を補強し、体を冷やしません。煮物として調理することで栄養を摂取できます。
  • デザート:
    • 「杏仁豆腐」:特にトッピングとして加える枸杞子は体を潤し、腎陰へと導きます。
  • 飲み物:
    • 「生姜入り紅茶」:生姜は腎陰虚を改善し、紅茶は体を温めます。この組み合わせは、体に良いだけではなく、風味が豊かでお楽しみ頂けます。

なお、当薬局の店舗と通販では、枸杞の実そのものや生姜パウダーを、第2類医薬品として提供しています。ご興味がある方は、電話かメールにてご連絡頂ければ幸いです。
本記事が、季節に応じた養生のために、皆様の参考になれば幸いです。また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。

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(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)

(参考AI: ChatGPT-3.5)

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