今年は、1月18日に大寒がやってきます。

 旧暦では、二十四節気として季節を24に区切っているのですが、大寒は、立春の直前で、1年で最も寒さが厳しくなる時期であるため、そのように呼ばれています。

 この季節は、暖房との差(寒暖差)由来の不調に気を付ける必要があり、特に、自律神経の乱れから、疲れ・だるさといった身体的不調やイライラ・不安といった精神的不調が生じがちな季節でもあります。

 このような季節では、中医学的には、温腎助陽という対応方法が望ましいとされています。特に腎への寒さ対策が一番重要ですね。

 そこで、食材としては、リンゴやみかん(いよかん)に加えて、間もなく来る春に備えて気力などを充実させておくためにも大豆がお薦めとなります。ちなみに、冬と春との季節の分かれ目(節分)に豆を食べる習慣があるのも、そのような中医学的背景があります。なお、飲む点滴と呼ばれるほど栄養価が高い甘酒もお薦めです。

 本記事が、季節に応じた養生のために、皆様の参考になれば幸いです。

また、何か健康に関するご質問があれば、ぜひ当店までご連絡くださいね。

当店では、養生・疾患予防を視野に入れた方のために、体質を見た上での漢方処方の提案も可能です。

 ぜひ、ご利用ください。

(参考文献:「季節の薬膳 二十四節気の養生レ ピ」 辰巳洋)

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